一昨日、第四期表現講座の発表会に向けて、
最後のリハーサルが、修了した。
凛とゆるちゃん、別名表現講座の叶姉妹?(笑)
今回は、大人の女を表現させたい。
今の私のテーマでもある、
「人は幾つになっても、内面も外面も変わる事が出来る!」の
実践編。さて、いかに?!(笑)
凛は、間違いなく何かを掴んだ。
それは、人を感動させる為には、絶対必要な「間」だ。
この
「間」を掴むと、
何もしなくても観客が引き込まれていく。
でも、本人には、まだ、わかっていない。
本番でもそれが、出せるかかどうか・・・。
「詩」の朗読の時、周りの空気を自分のものにしている。
表現にとって、これほどの贅沢はない。
そして、もう一つ、
「喜怒哀楽」の
「怒」を魅力的に出せる数少ない存在になれるかもしれない。女性が「怒」を出すと、ヒステリックになりがちだが。
今はまだまだ、未知数だけど・・・。
もう一人のゆるちゃん、
年齢も私に近い大人の女性。
大人だからこそ、本当に手こずった。(笑)
すぐに頭で考えてしまう。経験値で判断しようとしてしまう。
本人も相当チャレンジしているんだけど、
なかなか開花するまでが、時間がかかった。
正直、今回開花しなかったら、
次回から、受講生の年齢制限をしようと、思った位。(笑)
でも、彼女も悩んだ末、ようやく
本気に向かってきた。
自分のプライドや、不安や、違和感を金繰り捨てて・・・。
本気で向かってくると、私も燃える!!
ここまでくると、私も気兼ねなく本領発揮!(笑)
「生きるとは」と言う詩を詠む彼女。
「そんな薄っぺらではだめ!」「もっと本気で!」と、私が叫ぶ!
講師と受講生の関係を超えて、
共鳴しあう時間と関係が生まれる。
そしたら・・・。
顔が涙でグチャグチャになりながらも、ちゃんと、声を出して読み上げた。
アベマリアの曲に合わせて。客席に彼女の想いが、しっかりと届いた。
それだよ、ゆるちゃん!(私も思わず・・・)
すごく良かったよ。
それが、本来持っているゆるちゃんのパワーんだよ。
何にもゆるがない、何にも動じないゆるちゃんの強さと弱さ。
ありのままのゆるちゃんの魅力的な表現なんだよ!
いつも、
表面だけで感じる習慣をつけてしまった癖が取れ、
本気で向かっているゆるちゃんは、こんなにも綺麗で、核がある。
まさしく、私が女優の時に経験した、
演出家と俳優が創りだす最高の瞬間に似ていた。
今まで出会ったことのない、自分と出会える瞬間。
それを導いてくれるのが、私がいつも言う、俳優にとっての演出家。
この講座が目指している事。
さて、回を重ねて行く度、
二人共、どんどん艶が出てきて、綺麗になっていく。
私が演出する美とは、まさしくこれ!
内面・外面・トータル美!!
人は、年齢に関係なく、
どこまで、美しくなっていくんだろう・・・?!
さあ、次回の発表会が楽しみ!!(笑)