表現講座 個人セッション続き
2006.02.09 Thursday
今回は、個人セッション二人の内、一人が、子供の風邪の為、お休み。
なので、前回ブログに書いたほうきの 一人だけのレッスン。 ここに2〜3日「喜怒哀楽」の怒と、哀が、心の中を占めていて 自分でもどうしていいのか、わからなくなくなって、 その気持ちを「詩」に書いてきたから、見て欲しいと。 自分の中で、起こっている感情を逸らさずに、 しっかりと向き合おうとしている。 書いてきた「詩」の内容は、ずっと、彼女の中にあった「怒」と「哀」の原点のようなものだった。
「怒」と「哀」を思いっきり出しきってしまったら、どうなってしまうんだろう?と、思っている彼女の表現は、抑えようとすればするほど、直球になってしまっていた。
「怒」は、抑えるから歪みを伴った「怒」になってしまう。 だから、自分では抑えているつもりでも、相手には、逆にきつく聞こえたり、皮肉っぽく聞こえてしまう。 だから、今回は少し荒治療で、冒険してみよう。 「怒」を出すと、きつくなってしまうから、出す事を恐れていた彼女に、 100%心を「怒」で満たし、100%「怒」を表現するよう、指示した。 その為には、それまでに、「気」「怒」「哀」「楽」を、頭で考える暇も無い位、出し切ることが、必然。 そしたら、何と、本当に不思議だけど、 伸び伸びと、誰にも気兼ねせず、100%「怒」を出し切った彼女は、 人間味溢れていたし、逆に鋭かった声に柔らかさが混じり、暖かく感じた。 感情というものは、不思議だ。 「喜怒哀楽」の一つだけに集中すると、時には「魔」になるけど、 表現する為に、感情を自由に交差させながら、出していくと、感情は 「エネルギー」になる。 だから、何より出しきった後の彼女の顔が、爽やかだった。 もう、訳もなく、イライラしている彼女はどこにもいなかった。 それよりも、サウナ上がりのようなすっきりした顔をした、やる気に満ちた彼女がいた(^^♪ 感情にどっぷりとつかるということと、 向き合う事は違う。表現も又違う。 向き合う事は、大切だけど、でも、なかなか難しい。 その点、表現は、瞬間に感情を解放し、エネルギーさえ生み出す。 流すと言う意味では、同じだけど・・・。 それは、きっと、誰の中にもあるわかって欲しい・理解して欲しいという「表現欲求」が、満たされるからだと思う。 今回、ほうきには、講師デビューの前に、いろいろと感じて欲しかった。 豊か過ぎる感情は、エネルギーなのだということを。 どっぷりつかるのでもなく、抑えるのでもなく、 表現すればいいのだということを。 そして、それを表現できたときは、とてもチャーミングで、 彼女しか出せないオリジナルの魅力があるということを。 まずは、それを知る事からスタート。 今回は、何とか難関突破できたので、残りのレッスンでトータル表現力の仕上げ。 今日か明日あたり、知恵熱が出るかも?!(笑) |